ライトショアジギングの修行

ライトショアジギングをマスターするためのあれこれ

目次

ライトショアジギング修行の目次です。

 

 

はじめに~「なぜ奴ばっかり釣れるのか?」~

 

【ルアー編】

メタルジグは30gが通年通して使いやすい【1手目】

 フロントバランスは馬鹿にならない【2手目】

針を研ぐ事の是非【3手目】 

シルエットのサイズにこだわる【4手目】 

ジグが流されるな~と思ったら迷わずジグを重くする【5手目】 

ダイソージグに思う事【6手目】 

コットンキャンディーは万能でカツオに強い【7手目】 

マッチザベイトにこだわりすぎない【8手目】 

ジグのカラー選択【9手目】 

スナップとソリッドリング【10手目】 

 

【タックル/アイテム編】

ロッドはどんなん使うべきか 【1手目】

リールはライトショアジギならやっぱりハイギアを【2手目】

ほとんどの場合、ラインは1.0号~1.5号で事足りる【3手目】 

リーダーは16lb~25lb程度が使いやすい【4手目】 

これまで使ったロッドの感想など【5手目】 

使用しているノットの話【6手目】 

ナイフの話【7手目】 

転ばぬ先の保証書【8手目】 

 

【テクニック編】

 意識はいつもジグと共に【1手目】

ただ巻きをなめてはいけない【2手目】 

 ワンピッチジャークは2種類を使い分ける【3手目】 

ロッドは止める?送り込む?【4手目】 

失敗が減るナブラ打ちの方法【5手目】 

ロッドは傘を差すように持つ【6手目】 

必殺!ロングスライドジャーク【7手目】 

黒豹ジャークは悔しいけど良く釣れる【8手目】 

 ジャカジャカ巻きは「からの~」を大切にする【9手目】

ツーピッチジャークの使いどころ【10手目】 

ジャークのテンポの話【11手目】 

沼田純一プロのジャーク【12手目】 

ハーフピッチジャークの使いどころ【13手目】 

おっさんジャーク【14手目】 

 

【海と魚編】

潮汐表の潮止まりに騙されるな 【1手目】

活性が高かろうが何だろうが、魚はすぐにスレるもの【2手目】 

ベイトを探す【3手目】 

魚は色が見えるらしい【4手目】 

中層から上の魚はやる気ある事が多い【5手目】 

カンパチ(ショゴ)にはあの手この手が有効【6手目】 

シイラは向こう合わせ【7手目】 

ポイントに通いつめる【8手目】 

 

【いただきます編】

魚に成仏して頂く 【1手目】

ワカシはフライが美味い【2手目】

りゅうきゅうユッケは禁断の味【3手目】 

ペンペン釣れたらマヒマヒフライ【4手目】 

ワカシの塩締め+熟成カルパッチョ【5手目】 

【醤油代わりに】煎り酒どうでしょう【6手目】 

【醤油代わりに】チェジャン(唐辛子酢味噌)どうでしょう【7手目】 

 ワカシとショゴの「たたき」【8手目】

コノシロの刺身【9手目】 

 

 【危機管理編】

 サーフと磯では3倍の波に備えよ【1手目】

落水したらどうするかを考える癖をつける【2手目】

嫌だと思ったら撤退する【3手目】

横泳ぎと立ち泳ぎは覚えておいた方が良いと思う【4手目】

ソウダガツオはヒスタミン中毒に注意【5手目】

ヘッドランドに落ちたら死ぬ【6手目】 

漁師と喧嘩するな【7手目】 

 

【その他与太話など】

【納涼】釣り場の怪談~K川の話~

【納涼】釣り場の怪談~K川の話2~ 

 

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【納涼】釣り場の怪談~K川の話2~

大学生の頃の話。

 

お金は無いが、時間だけはたっぷりあったあの頃。

うみがめは川に釣りに出かけました。

 

このK川は、某大河川の支流であるが、K川自体もまた数十メートルの川幅を持った大河。

 

中流域ではニジマスやバスが狙え、少し上流に行けばスプーンにヤマメが飛びついてくる、という川。

 

放流残りのニジマスを狙って、安いバスロッドでルアーを投げながら川を遡上していきます。

 

その内、流れの都合上、対岸に渡らなければこれ以上の遡上が難しくなりました。

 

水深の浅いエリアがあったので、そこをゆっくり歩きながら対岸に向かって歩きます。

 

その時の事。

普段はそんな事はしないし、何かに気づいた訳でもないのですが、ひょいっと足元の石を拾い上げました。

(これは今でも謎の行動)

 

すると、拾い上げたものは石ではなく、藻が表面を覆って緑色になった動物(多分、犬?)の頭蓋骨。

 

うわ!気持ち悪い!

 

と頭蓋骨を川に戻し、そのまま何事も無く釣りは終了。

 

一体何だったのでしょうか。

 

犬に呼ばれた?引き上げてどこかに埋めてあげれば良かった?

 

そんなことを考えます。

 

以上、ヤマもオチも無い実話でした。

 

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フックはシングルかトリプルか【ルアー編11手目】

メタルジグのフックセッティングについて。

 

管理人は以下3つのフックセッティングを状況に応じ使い分けています。

 

フックの形状や数を変える事はそれぞれトレードオフの関係。

1つの形にとらわれずに、色々と研究する事をおススメします。

 

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①アシストフック+リア トレブルフック

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・後ろから追い喰いする事が多い魚に有効

 ⇒サバ、シイラetc.

・捕食が下手な魚にも有効

 ⇒シーバス、タチウオ、フラットフィッシュ

 

・使い方はただ巻き+時々のアクション(トゥイッチや軽いジャーク)

 

針掛かりは抜群です。トレブルフックを使っていて、明らかに周囲より釣果が多かった時も一度や二度ではありません。

(スレも含むんだけどw)

 

反面、ジグがエビる(テーリング)が避けられない。

 

ジグとしてはただ巻きで良く泳ぐやつをチョイスするとベスト。

闘魂ジグはそこそこ遅めにリトリーブしてもよく動いてくれます。

青物以外にもシーバス、フラットフィッシュを狙うのにも愛用しています。

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②アシストフック+リア シングルフック

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・巻きでもジャークでも使える万能選手

・フッキング率はトレブルより下がるし、全くエビらなくなる訳では無いがある程度はジャークも入れられるようになる。

 

・管理人の基本パターン。

 

リアフックはショートパイクを使用しています。

 

ツインパイクはショアスローの時のみ使用。

 

③アシストフック1本勝負

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・狙いがブリ族の時はこれ一択。

・自由にジャークを入れ、ジャカジャカ食わせるショアジギの醍醐味。

 

・秋も深まった頃になると大体このセッティングを使用しています。

・エビらないのはストレスフリー

 

アシストフックのおススメ

ジャコフックはアイに結んで使用。こんなんで良いのかと思ったが普通に釣れます。

 

 

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コノシロの刺身【いただきます9手目】

ライトショアジギの外道の1つ、コノシロ。

 

小さいジグを使っているとアタックしてくる事もあるし、群れの密度が濃い魚なのでリアフックにスレ掛かりすることも。

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コノシロはご存じ、寿司ネタのコハダが成魚になったものですが、コハダが高値で取引されるのに対し、コノシロになると市場価値がほとんど無くなってしまう魚。

 

・独特の匂いがあるから

・小骨が多いから

 

が原因と言われています。

 

匂い消しと骨を柔らかくする為にコハダも酢締めで食べますね。

 

コノシロも同じく酢を使ったレシピが一般的ですが、酢締めなんかは大量に食べるのがキツイし、作るのに時間もかかる。

 

実は骨切りをすればコノシロも刺身で美味しく頂く事ができます。

 

三枚に下ろしたら、2mmくらいずつ骨切りをするのがコツ。

少し舌に骨が当たる感触はしますが、問題なく食べる事が出来ます。

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独特の匂いはありますが、気にならない人はそのままでもOK。

 

気になる場合は水と酢を1:1で混ぜたものにサッと通して、キッチンペーパーで良く吹くと匂いも抑える事ができます。

 

旨味もあって美味しい魚ですが、冬のコノシロは特に油が乗っていて美味しいです。

当地では、冬に投げサビキでコノシロを狙うのが風物詩となっています。

 

コノシロだからとリリースせず、是非食べてみてください。

 

コノシロの捌き方 ⇒参考webへ

 

腹部の扱いが少し特殊。それ以外は普通の魚を卸すのと変わりません。

 

 

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おっさんジャーク【テクニック14手目】

おっさんジャークというジャークがあります。

 

疲れないからおっさんでも出来るという事からのネーミングらしいですが、覚えておくと役立つかもしれない?テクニックの1つ。

どちらかというとライトよりもガチのショアジギで使われる動作ですね。

 

おっさんジャークのやり方

①右手(右利きの場合)はロッドのフォアグリップを持つ。その方が楽にシャクれます。

 

②ロッドエンドを太ももの付け根に当てる

 

③ガンガンとワンピッチでシャクる

 

動画で見た方が早いと思うので、以下動画の04:35~を見てみてください。

この方、本当にお上手ですね。

上手い人がやればおっさんジャークだろうとサマになるという良いお手本です。


ショアジギング②

 

要するに、重いジグや引き抵抗の大きいジグをガンガンとシャクりたい時に使う技です。ライトショアだって積極的に使用すれば良いのです。

 

あんなに重く感じていたジグが驚くほど楽にジャークができるようになります。

 

その反面、感度は結構落ちると思ってください。

例えば、トリプルフックをつけてエビった状態になった時、普通であれば非常に重く感じますよね??

 

おっさんジャークはそれも感じ取れない事がある程、普通のジャークに比べて感度が低い。

気を付けていないと色々なサインを見逃してしまいます。

 

とはいえ、腕力の無い方、女性の方でも楽にシャクれるアクションですので、覚えておいて損はありません。

 

よくよくご工夫ください。

 

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ハーフピッチジャークの使いどころ【テクニック13手目】

今回はライトショアジギでは出番の少ない?ハーフピッチジャークについて。

 

管理人自身、メソッドという程、ハーフピッチで沢山の魚を釣ってきた訳では無いのですが、現時点で考えている事を記載します。

 

ハーフピッチジャークのやり方

 

ワンピッチジャークはどちらかと言えば、ロッドを主体に動かし、リーリングはそれに追従させるイメージでシャクる事が多いですが、ハーフピッチはそれが逆になります。

 

所謂、巻きジャクリという部類のアクション。

 

具体的なやり方は、

 

①ロッドを動かさずに、リールのハンドルをクイッ!クイッ!と半回転させます。

半回転の位置は縦(時計で言う12時⇔6時)でも横(3時⇔9時)でもやり易い方で構いません。

 

②この時、ロッドティップを見ているとリーリングに合わせてグイッ!グイッ!と曲がっています。

 

③ティップが曲がる(引き込まれる)時に合わせて、チョンチョンとロッドを上下に動かすとハーフピッチジャークの完成。

 

リーリングとロッドをシャクるタイミングが合わないと、糸ふけばかり出てしまい何をやっているか分からなくなります。

初めの内は普段使っているものよりも重いジグを使うと、シャクった後のジグのレスポンスが早く(沈下が早いので直ぐにラインが張る)、イメージが掴みやすいと思います。

 

参考図 

下手な絵ですみません。リールのハンドルの位置も良く考えたらおかしいですがイメージと言う事で・・・

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ジグの動きのイメージは、同じレンジをチョコチョコと刻むような動きになります。

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ジャークのテンポはワンピッチと同じく、早くてもスローでも可、です。ただしある程度練習しないとテンポを自在にコントロールするのは難しいかな。

 

注意点として、リーリングとロッドのシャクりのタイミングが合わないと、糸ふけが多く出てしまいライントラブルにつながります。

 

こういう時は、ジャークのテンポが早すぎるか、ロッドのアクションが強すぎる(大きすぎる)事が多いですので、現場で調整しながらトライしてみてください。

 

ハーフピッチジャークの使いどころ

管理人なりのハーフピッチの使いどころです。

それぞれ実績はありますが、、、もっと良いやり方もあるような気が・・・

 

①コンビネーションジャークのバリエーションとして

連続のワンピッチで喰ってこない・・・ダメ・・・

フォール長めで喰うかな?・・・ダメ・・・

 

もしやフォールだと見切られてる!?

 

という時にワンピッチと組み合わせて使う事があります。

ワンピッチ5~10回⇒ハーフピッチ5回

みたいなアクション。

 

逃げているベイトが「もうダメだ~」となってフラフラしているイメージ。

 

ワンピッチからハーフピッチに切り替える時の糸ふけの量に結構気を使います。

(糸ふけが多すぎるとハーフピッチのアクションがジグに伝わらない。切り替え前にリールを2~3回巻いて糸ふけを巻き取ってからハーフピッチに入る事も)

 

②底物対策として

同じレンジを刻む、という特性を活かし、ヒラメ、マゴチ、カサゴetc.等の底物を狙うのに使います。

着底後、いきなりハーフピッチで攻めると根掛かりする事もあるので、着底後は地切りとして一度大きくロッドをあおってから、ハーフピッチで攻める事が多いです。

 

時折、底を取り直したりフォールを長めに取ったりして喰わせの間を作ります。

 

このアクションでヒラメ、マゴチ、カサゴ、ハタ、ホウボウと色々釣れました。

(但しどれもミニマムサイズ)

 

ハーフピッチ一本槍ではなく、他のアクションと組み合わせた方が効果的と感じます。

 

③コマセについた魚の攻略として

経験ある方も多いでしょうが、カゴ釣りのコマセについた青物をジグで釣るのは容易ではありません。

 

カゴ師は爆釣、ジグマンは沈黙、というシーンも良くあります。

 

からしたら、コマセという捕食が簡単な餌が無制限供給されている訳ですから、ここが先途とばかりにコマセを喰って食って食いまくる訳です。

濡れでに粟、笑いが止まらない状態に違いありません。

 

喰えるか良く分からんようなおかしな魚(ジグ)なんてシカトです。

そんなもんを追っかけて行った日にゃ、同じ群れのライバル達にコマセを喰いつくされてしまうかもしれません。

 

そんな時にコマセが効いていそうなタナを細かくハーフピッチで探る事でヒットに繋げる事が出来る時があります。

コマセが効いているレンジを出たくないという魚のニーズに合わせる訳ですね。

 

群れがある程度の規模なら、コマセの効いたレンジをフラフラしてるジグを喰ってくるやつがいるものです。

 

周りのジグマンはカゴ師のコマセ攻撃で沈黙していても、管理人だけポツポツとこの方法で釣れる事があります。

が、釣れないときもあるのでメソッドと言う程のものでは無い。

 

レンジを動きたくない魚に合わせて釣るという考え方は間違っていないと思うので、まだまだ研究中です。

※くれぐれもカゴ師とのトラブルには注意してください。下の図は簡略化の為にカゴとジグの距離を近く書きましたが、実際はもっと離れた距離で釣っています。

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ポイントに通いつめる【海と魚8手目】

ホームとなるポイントを持つ事は重要です。

 

同じポイントでも四季により海の中は目まぐるしく変化します。

 

夏にベイトが群れ、魚の楽園のように見える磯場でも春先になると全く魚影が見えない事も多いものです。

 

長く海に潜っていると分かりますが、

・特定の魚が大量に接岸する期間

・とんでもなく潮が澄む期間(逆に濁る期間)

甲殻類が海底を這い回る期間etc.

 

同じ海でも実に様々な事が起こります。

 

釣りをする上でも、居つくベイトの種類や潮の流れ方、風の吹き方、水温の変化etc.

 

これらに注意を払い釣りを組み立てる事が上達に繋がります。

 

・・・とは耳タコだと思いますが、あまり漠然とした話ばかりしても仕方ないので具体的な方法を1つ。

 

それは何でも良いので「変化を感じる事」です。

 

前回と比べて潮の通り具合は?潮の向きは?底潮は効いてる?濁りはあるか?風向きと強さは?日の出の時間は?上げ潮か下げ潮か?波の高さは?ベイトは浮いてる?

などなど。

 

慣れないうちは1つでも構いません。

 

前回は〇〇だった。今回は▲▲だ。さぁ、結果はどう出る??

 

という事を良く比べる事です。

 

こういう事の積み重ねが自分なりの勝利の方程式に繋がっていきます。

 

変化を比べるには、先週はここ、今日はここと釣り場ジプシーをしていては上手く比較もできませんね。

 

そんな事もあって、あるポイントに通いつめるという事は非常に重要なのです。

 

1年も通っていれば、必ず見えてくるものがあります。

 

 

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近頃はインターネットがあるのでついついネットに頼りがち。

ツイッター掲示板で釣果情報もお手軽に調べられます。 

 

ネットは便利な道具ですが、あくまで相手は自然。

 

現場!現実!現物!の三現主義を大事に

 

自分の五感を駆使して魚を探していきましょう。

 

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