失敗が減るナブラ打ちの方法【テクニック5手目】
ナブラ打ち。
ショアジギ業界で最もチャンスタイムと呼ばれています。
青物がベイトに興奮して半狂乱状態になっているので、目の前にジグを通してやれば楽勝に釣れる瞬間、らしい。
恥ずかしながら管理人はショアジギを始めて3年目くらいまで、ナブラ打ちが苦手でした。
ネットなんかで調べたナブラ打ちのテクニックは、
①ナブラを散らさないようにナブラの進行方向の沖へキャストする
②そのままナブラの前を通過するようにジグを表層早巻きで引いてくる
が王道かと思います。管理人もナブラ打ちが苦手な事はこのやり方でした。
この、表層早巻きテクニックは勿論釣れますが以下の問題点があります。
①ジグを引いてくるスピードがコントロールしにくい
ナブラとはいえ、青物が相手ですから早巻きが前提になります。引きのスピードを変えるにはリトリーブ速度を変えるしか無いわけですが、スピードがコントロール出来る幅にはかなり制限がある為、上手く狙った位置に投げ込めないと自分が思い描いたコースを引いてこれない。
②ジグを引いてくるレンジのコントロールが難しい
①と同じ理由で、どうしても表層を早巻きしようとするとレンジとリトリーブ速度によってはジグが水面から飛び出してしまいます。
これでは釣れるもんも釣れなくなります。
※シイラとかはこれでも食うときあるんですけど
そこで、管理人はどうしているかというと、表層をスライド・ワンピッチジャークで引いてきます。
具体的なやり方は
①ナブラの進行方向の沖へキャスト
②ナブラの位置と着水点を見て、2秒~5秒程度ジグをフォールさせる。
※ナブラと近ければ短く、遠ければ浮き上がりも計算して長めにフォールさせる
③ロッドを横に寝かせて、ワンピッチジャークで引いてくる。(スライド・ワンピッチジャーク)
ジグの無駄な浮き上がりを抑える為にロッドは寝かせて操作します。
ジャークのスピードはDA PUMPのUSA~ラジオ体操のテンポくらいまでで行う事が多いですが、ナブラが立っていればどのスピードでも食ってきます。
ここでのコツは、ナブラ打ちだからとジャカジャカ巻くのでは無くて、慌てずにグッ!グッ!グッ!と力強くシャクる事。
ナブラを見るとつい早巻きしたくなりますが、このくらいで十分喰ってきますからご安心ください。
ちなみに、ジャークのテンポははナブラの前にジグを通す事だけを考えて決めています。
着水点がナブラより遠ければ早めに、近ければゆっくりと。
ナブラ打ちが苦手な方、どうぞお試しください。