ソウダガツオはヒスタミン中毒に注意【危機管理5手目】
ソウダガツオ(マルソーダ)は食あたりするから加熱調理して食べるという方がいます。
有名なアニサキスが寄生している事も多いので、これは一概に誤りとは言えませんがソウダガツオを食べるリスクとしては「ヒスタミン中毒」も忘れてはいけません。
これは簡単に言うと
ソウダガツオの死後、血中(血合い)ではヒスタミンというアミノ酸が蓄積されていく。
ヒスタミンたっぷりのソウダをバクバク食べるとヒスタミン過剰摂取によりアレルギー反応を起こす、という事です。
(花粉をある一定の量以上吸い込むと花粉症になるようなもんですね)
症状としては、じんましんや嘔吐等が代表的。
管理人もソウダガツオを食べた後に顔が火照ってピリピリした事がありますが、今にして思えば軽度のヒスタミン中毒だったのだと思います。
ヒスタミン自体は細菌では無いので、熱を加えても無くなりません。
従って、加熱調理ではヒスタミンの予防にはなりません。
ヒスタミンが蓄積されたら何をどうやっても食べれないので、いかにヒスタミンが増えるのを遅らせるか、が重要となります。
↓↓(参考)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/anzen_info/others/his/
具体的にはソウダが釣れたら
①サバ折りして血抜きバケツへGO
②キンキンに冷やしたクーラー(海水入り)へ投入。ペットボトル氷はあまり冷えないのでお勧めしません
③なるべく当日中に食べる
が鉄則となります。
また、調子こいて食べ過ぎない、釣ってからの保冷処理に自信が無ければ食べるのをあきらめる、というのも大事。
自分が当たるならともかく、家族や大事な人がヒスタミン中毒になってしまったらえらいこっちゃです。
ソウダが釣れ始める時期ですので、どうぞご注意ください。