【納涼】釣り場の怪談~K川の話2~
大学生の頃の話。
お金は無いが、時間だけはたっぷりあったあの頃。
うみがめは川に釣りに出かけました。
このK川は、某大河川の支流であるが、K川自体もまた数十メートルの川幅を持った大河。
中流域ではニジマスやバスが狙え、少し上流に行けばスプーンにヤマメが飛びついてくる、という川。
放流残りのニジマスを狙って、安いバスロッドでルアーを投げながら川を遡上していきます。
その内、流れの都合上、対岸に渡らなければこれ以上の遡上が難しくなりました。
水深の浅いエリアがあったので、そこをゆっくり歩きながら対岸に向かって歩きます。
その時の事。
普段はそんな事はしないし、何かに気づいた訳でもないのですが、ひょいっと足元の石を拾い上げました。
(これは今でも謎の行動)
すると、拾い上げたものは石ではなく、藻が表面を覆って緑色になった動物(多分、犬?)の頭蓋骨。
うわ!気持ち悪い!
と頭蓋骨を川に戻し、そのまま何事も無く釣りは終了。
一体何だったのでしょうか。
犬に呼ばれた?引き上げてどこかに埋めてあげれば良かった?
そんなことを考えます。
以上、ヤマもオチも無い実話でした。