ライトショアジギングの修行

ライトショアジギングをマスターするためのあれこれ

ハーフピッチジャークの使いどころ【テクニック13手目】

今回はライトショアジギでは出番の少ない?ハーフピッチジャークについて。

 

管理人自身、メソッドという程、ハーフピッチで沢山の魚を釣ってきた訳では無いのですが、現時点で考えている事を記載します。

 

ハーフピッチジャークのやり方

 

ワンピッチジャークはどちらかと言えば、ロッドを主体に動かし、リーリングはそれに追従させるイメージでシャクる事が多いですが、ハーフピッチはそれが逆になります。

 

所謂、巻きジャクリという部類のアクション。

 

具体的なやり方は、

 

①ロッドを動かさずに、リールのハンドルをクイッ!クイッ!と半回転させます。

半回転の位置は縦(時計で言う12時⇔6時)でも横(3時⇔9時)でもやり易い方で構いません。

 

②この時、ロッドティップを見ているとリーリングに合わせてグイッ!グイッ!と曲がっています。

 

③ティップが曲がる(引き込まれる)時に合わせて、チョンチョンとロッドを上下に動かすとハーフピッチジャークの完成。

 

リーリングとロッドをシャクるタイミングが合わないと、糸ふけばかり出てしまい何をやっているか分からなくなります。

初めの内は普段使っているものよりも重いジグを使うと、シャクった後のジグのレスポンスが早く(沈下が早いので直ぐにラインが張る)、イメージが掴みやすいと思います。

 

参考図 

下手な絵ですみません。リールのハンドルの位置も良く考えたらおかしいですがイメージと言う事で・・・

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ジグの動きのイメージは、同じレンジをチョコチョコと刻むような動きになります。

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ジャークのテンポはワンピッチと同じく、早くてもスローでも可、です。ただしある程度練習しないとテンポを自在にコントロールするのは難しいかな。

 

注意点として、リーリングとロッドのシャクりのタイミングが合わないと、糸ふけが多く出てしまいライントラブルにつながります。

 

こういう時は、ジャークのテンポが早すぎるか、ロッドのアクションが強すぎる(大きすぎる)事が多いですので、現場で調整しながらトライしてみてください。

 

ハーフピッチジャークの使いどころ

管理人なりのハーフピッチの使いどころです。

それぞれ実績はありますが、、、もっと良いやり方もあるような気が・・・

 

①コンビネーションジャークのバリエーションとして

連続のワンピッチで喰ってこない・・・ダメ・・・

フォール長めで喰うかな?・・・ダメ・・・

 

もしやフォールだと見切られてる!?

 

という時にワンピッチと組み合わせて使う事があります。

ワンピッチ5~10回⇒ハーフピッチ5回

みたいなアクション。

 

逃げているベイトが「もうダメだ~」となってフラフラしているイメージ。

 

ワンピッチからハーフピッチに切り替える時の糸ふけの量に結構気を使います。

(糸ふけが多すぎるとハーフピッチのアクションがジグに伝わらない。切り替え前にリールを2~3回巻いて糸ふけを巻き取ってからハーフピッチに入る事も)

 

②底物対策として

同じレンジを刻む、という特性を活かし、ヒラメ、マゴチ、カサゴetc.等の底物を狙うのに使います。

着底後、いきなりハーフピッチで攻めると根掛かりする事もあるので、着底後は地切りとして一度大きくロッドをあおってから、ハーフピッチで攻める事が多いです。

 

時折、底を取り直したりフォールを長めに取ったりして喰わせの間を作ります。

 

このアクションでヒラメ、マゴチ、カサゴ、ハタ、ホウボウと色々釣れました。

(但しどれもミニマムサイズ)

 

ハーフピッチ一本槍ではなく、他のアクションと組み合わせた方が効果的と感じます。

 

③コマセについた魚の攻略として

経験ある方も多いでしょうが、カゴ釣りのコマセについた青物をジグで釣るのは容易ではありません。

 

カゴ師は爆釣、ジグマンは沈黙、というシーンも良くあります。

 

からしたら、コマセという捕食が簡単な餌が無制限供給されている訳ですから、ここが先途とばかりにコマセを喰って食って食いまくる訳です。

濡れでに粟、笑いが止まらない状態に違いありません。

 

喰えるか良く分からんようなおかしな魚(ジグ)なんてシカトです。

そんなもんを追っかけて行った日にゃ、同じ群れのライバル達にコマセを喰いつくされてしまうかもしれません。

 

そんな時にコマセが効いていそうなタナを細かくハーフピッチで探る事でヒットに繋げる事が出来る時があります。

コマセが効いているレンジを出たくないという魚のニーズに合わせる訳ですね。

 

群れがある程度の規模なら、コマセの効いたレンジをフラフラしてるジグを喰ってくるやつがいるものです。

 

周りのジグマンはカゴ師のコマセ攻撃で沈黙していても、管理人だけポツポツとこの方法で釣れる事があります。

が、釣れないときもあるのでメソッドと言う程のものでは無い。

 

レンジを動きたくない魚に合わせて釣るという考え方は間違っていないと思うので、まだまだ研究中です。

※くれぐれもカゴ師とのトラブルには注意してください。下の図は簡略化の為にカゴとジグの距離を近く書きましたが、実際はもっと離れた距離で釣っています。

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