ヘッドランドに落ちたら死ぬ【危機管理6手目】
お盆の時期になると、毎年、海で人が亡くなります。
荒れた海を前にして、又は滑落しそうな危ない釣り場を前にして
「このくらい大丈夫だ」
と思う人は、海で遊ぶセンスがありません。
愚かな勇敢さが通用するのは、相手が人間の場合だけです。
努々、お忘れ無きよう。。。
ヘッドランドというT字型の人口岬が日本の各地に設置されています。
釣り場になっている事も多いので、多くの方がご存じの事かと思います。
しかし、ヘッドランドの用途についてはご存じ無い方が多いようです。
ヘッドランドはビーチの砂が海に流れ出ないように、人工的に「波の巻き返し」を発生させる機構になっています。
この「巻き返し」は沖に払い出される離岸流となる事が多く、落ちたらあっという間に沖に流されてしまいます。
ヘッドランドの正面側も、左右から巻き返しを受ける為、潮が複雑になっている事が多く、とても危ないのです。
更に恐ろしい事に、ヘッドランド周辺の海は波も立たず(離岸流あるからね)一見すると穏やかに見えてしまうのです。
その実、とんでもなく早い潮が流れている事が多い、サイレントキラーなのです。
近年のショアジギブームで人気の堤防やサーフはどこも人で一杯。
初心者の方が仕方なく、ヘッドランドに上って釣りをしている姿を見かける事があります。(というか昨日見かけたんだけど)
ヘッドランドに落ちたら死にます。
釣り禁止のヘッドランドで釣りをしてはいけない。
釣りが黙認されている所でも、波が高い日は釣りをしてはいけない。
ビーサンとかでテトラに上がるな
よくよく、ご注意ください。