嫌だと思ったら撤退する【危機管理3手目】
素潜りで一番大事な事は、海で死なない事。
その為のコツは、潜っていて
「なんか嫌だな、怖いな、危ないかな」と思ったらすぐに浮上する事、安全圏に退避する事です。
「このくらい大丈夫だろう」と考えてリスクを冒すタイプは、海と付き合うのに向きません。
海は某国よりも無慈悲に、突然命を奪うからです。
これは釣りでも全く同じ。
そもそも、ほとんどの事故は不幸に不幸が重なって発生します。
波がたまたま荒い日に、たまたま足を滑らせたとか
たまたま寝坊していつものポイントに入れず、一人でテトラで釣りをしていたとか
「このくらい大丈夫だろう」と思った瞬間に、あなたの首を目掛けて死神が鎌を振り上げています。
海相手にはビビりすぎくらいでちょうど良い。
釣り以外も含め、毎年のように多くの人がレジャーで命を落とします。
自分の為、大事な人の為に常に海を怖がりながら釣りを楽しみましょう。
管理人の祖父は素潜り漁師でした。
海難事故があると、漁師も捜索に駆り出されます。
祖父は素潜りで海底に沈んだ青年の遺体を引き上げた事があるそうです。
その時の事を祖父に聞くと
「・・・軽いあんちゃんだった・・・・・」
と一言。
自分が海の底で横たわっている姿を想像し、管理人は注意を払いながら釣行するようにしています。