ツーピッチジャークの使いどころ【テクニック10手目】
ツーピッチジャーク、使ってますか??
1ジャーク(1回しゃくる)に対し、リールを2回転巻くやつ。
別に使わなくても、ワンピッチとジャカジャカ巻きだけで十分釣れるし・・・
そう思われがちですが、状況次第ではツーピッチジャークも有効なテクニックになります。
覚えておいて損はありません。
1.ツーピッチジャークのコツ
初めに、やり方のコツを少しだけ紹介します。
①ジグの動きをイメージする
・相変わらず、手抜きMAXな図ですがワンピッチとツーピッチのジグの動きは概ね以下の通り。
ワンピッチが細かく上に上に誘いあげるのに対し、ツーピッチは前に(斜め前に)ジグが飛んでくるイメージ。
②ロッドのシャクリ幅に気を使う
ツーピッチというと、リールを2回巻く事だけに気を取られてしまう方が多くいます。
それよりも、ロッドのシャクリ幅に注意を払うべき。
糸ふけの出方や、ジグの抵抗(ブルブル感)、ロッドをシャクった角度によってジグの動きが変わるためです。
シャクリを小さくすれば糸ふけがほとんど出ずに、ジグは上に引っ張られます。
シャクリを大きくすれば糸ふけが出た分、ジグは大きくスライドするような動きをします。
こんな事を考えながら、ジグを操作するのがコツ。
まずは自分の欲しいジグの動きをイメージ
↓
シャクリ幅やシャクリ強さに気を付けながらTRY ITあるのみ
2.ツーピッチジャークの使いどころ
管理人なりの使いどころを紹介
①ジャークのバリエーションとして
ヒネリも何も無し。ワンピッチに飽きたら使う。
「喰わせの間」として、ジャカジャカ巻き等と組み合わせるパターンも有効。
②ワンピッチで発生した糸フケの回収として
ワンピッチで糸ふけを意図的に出しながら(≒ロッドのシャクリ幅を大きくして)ジャークを続けていると、何回かワンピッチを繰り返した時に結構な量の糸ふけが出てしまう事があります。
こんなに糸ふけいらねえよ・・・と感じた際にツーピッチを入れて糸ふけを回収し、またワンピッチへ戻るパターン。
※この時はシャクリ幅はワンピッチと変えません。リールだけ2回転させ、糸ふけを回収。
ジグをイメージ通りに操作する上では、こういう作業はとっても大事だと思います。
③横風が強い時の糸フケ防止として
②と同じ理屈。ロッドをシャクッた分だけ、ラインが横に流されるような横風が吹いていると、ジグにまともに力が伝わりません。
空中での糸ふけを最小限に抑えたい時にツーピッチを使用する事があります。
※こういう日は巻きの釣りに徹する事も多いのですが
④ジグの波動(ブルブル)を活かしたい時に
メタルジグの中には、ロングジャーク等で強く大きくシャクる事で、バイブレーションのような振動を発生させるものがあります。これを利用しない手はありません。
管理人のお気に入りはDUOのドラッグメタルキャスト。
強くシャクるとブルブル言います。
⑤引き重りの強いジグを使う時に
最近のジグでは少なくなりましたが、ジグの形状によっては引き重りが強く、ワンピッチだとすぐにバテてしまう事があります。
ツーピッチの方がリールの回転も使ってジグを巻き上げる分、ロッドをシャクる動作は楽になりますから、疲れた時にも有効です。
良く良くご工夫頂ければと思います。