ロッドは傘を差すように持つ【テクニック6手目】
傘を差すという動作は誰でも出来ますが、実は非常に高度な仕事をしています。
無風の状態で傘をガチガチに握りしめて差している人はいません。
みんな自然と必要最小限の力で傘を軽く持っています。
そこに風が吹くとどうでしょう。
まず傘自体が風圧を受け傾きます。すると人の手は瞬時に風の強さを感じ取り、傘を差している状態を維持するのに必要な分だけの力を手に込めて、傘が飛ばされないようにしています。
これを機械で再現しようとしたら大変な事です。
今回の内容は、
「我々が持っている『手』という超高感度センサーを最大限にフル活用しましょう」
ということ。
フル活用する為には、既に結論を書いていますがロッドを自然に必要最低限の力で持つことが重要になります。
ジグの着底が中々分からないとか、ペンデュラムキャストをする時にルアーの重みを感じれないとか言う人は、大体ロッドを握りこみすぎています。
では、さっそく具体的な方法を紹介します。
(管理人は初心者に教える時に本当にこの方法で教えています)
やり方は、ロッドにリールとジグをつけた状態で、ロッドを傘だと思って空に向けて軽く構えるだけ。
本当に傘だと思って構えてくださいね。ここ大事です。
この状態がニュートラルです。ロッドを最低限の力で保持し、必要に応じて柔らかく力を込めていける状態。
この力加減をよく覚えてください。
後はこの状態を意識しながら、キャストやジャーク等の一連の動作を行うだけ。
どれくらい力を込めたら良いかは、ロッドやジグが自然と教えてくれます。
よろしければ参考にして頂ければ幸いです。