ジグのカラー選択【ルアー9手目】
メタルジグのカラー選択について。
これは、通説となっているセオリーに従っていれば、あまり問題は無いと思います。
薄暗い時(マズメ)
シルエットがはっきりと見えるように、色の波長が短い色を使う。
また、ローライト(暗い)ので、ゴールド系と組み合わせることも。
ケイムラも。
具体的には、レッドゴールド、ピンク、ケイムラ等
マズメ、と一口に言いますが実際には釣り場と水中の光量がどんどんと変化する時間なので1つのカラーに固執せずに積極的にカラーを変えていくと良い。
濁り潮
遠くからでも見えるようにゴールド系を使用
レッドゴールド、グリーンゴールドetc.
フルゴールドも魚の活性が高いと分かっている時には良く釣れます。
日が昇ってきたら
ベイトとなるべく同じに見えるように、ナチュラル系カラーを使用
ブルー、ブルーピンク、シルバー、イワシカラー
澄み潮
シルバー、ブルー等のナチュラル系カラーを使用
ケイムラやメタルジャッカーを使用。
メタルジャッカーも搭載するケミホタルのカラーによって魚の反応が変わります。
逆に光を警戒して食ってこない時もあるので、発光機能にばかり囚われると釣果が伸びません。
その他、管理人はコットンキャンディーを時間や状況に依らず多用します笑
上記が基本セオリーとはなりますが、以下も大事にしています。
①あえて逆を張ってみる
日が昇ってもピンク系で攻めてみたり、澄み潮でもゴールド系を使ったり。
管理人は素潜りが得意なので良く分かりますが、一般的に海面(表層)とボトムでは海の透明度が全く違います。
ボトムの方が透明度が高い事がほとんどですが、表層の濁りで光が遮られ、ボトムは暗い状況だったり逆にボトムまで潜れば遥か彼方まで見渡す事が出来るくらい透明度が高かったり。
水深が変わらなくても、潮目を超えれば透明度が全く違うという事も良くあるハナシ。
釣り座から見える状況だけでカラー選択をするのはナンセンスということですね。
②人が使わないカラーを使う
魚が釣れない時には「魚がいないんだ」と思ってしまいがちなもの。
但し、間違いなく言えるのは
魚はアングラーが思うよりはるかに多く、ルアーを見切っている
という事。
興味を示して追尾してきても喰わないパターンですね。
魚は人が思うより早く学習します。
周りと同じ事をやっていてもなかなか釣れません。
積極的に色々と試してみる事です。
ナイフの話【タックル/アイテム7手目】
管理人は子供の頃から山と海で育ったので、ナイフは大事な遊び道具でした。
山に入れば枝を払い、竹を削って槍にしたり、木を削り出して弓を作ったり・・・
海に潜れば貝を取ったり、銛で突いた魚を〆たり・・・
勿論、釣りでも多用してきました。
子供に刃物を与えない親が増えているそうですし、様々の凶悪犯罪の度に規制も強化されナイフ1本持ち歩くのにも気を使わなければならない時代。
世知辛いですが安全に有効にこれからも付き合っていきたいですね。
1.理由なく刃物を携帯するのはNG
銃刀法に抵触しなくても、理由なく刃物(カッターとか)を持ち歩くのはダメです。
軽犯罪法に引っ掛かります。
釣り人的に言うと、釣り使っているナイフを車に積みっぱなしにしてた等も含まれます。
護身用にしようなんてアホなことは考えてはいけませんよ。
2.銃刀法に抵触する刃物はNG
銃刀法も凶悪犯罪等により変わっていきます。
例えば、2008年の秋葉原通り魔事件によって、ダガーナイフ(両刃)の所持が禁止になりました。
古いダイビングナイフや山刀等をお持ちの方は銃刀法に抵触する可能性があるので注意が必要です。
3.切れないナイフは自分をぶった切る事になる
切れないナイフは非常に危険です。ナイフの操作ミスによる事故は、中々切れなくて無理に力を込めた瞬間にズバッと自分の身まで切ってしまう事がほとんどなのです。
・ナイフは研げる素材のものを買う事
・砥石も買い、切れ味を保つ事
包丁と違い、多少は無理な使い方をする可能性があるのが釣りを含めたアウトドアのナイフです。
刃先が欠ける等も起こりやすいので、シャープナーではなく砥石を買うのがおすすめです。
4.波刃がついているものが使いやすい
魚の種類によっては、体表が硬くナイフの刃の部分では刃が立たない事があります。
(逆に粘液で滑る魚も刃の部分では切り辛い)
また、海底から釣りあげてしまった廃ロープなんかを切る時も波刃でないと刃が立ちません。
その為、波刃のついたナイフをおススメします。
※当然ですが漁船のロープや網を切るのは論外ですよ。やってはいけません。
波刃の部分は100均の細いダイヤモンドシャープナーなんかがあれば研ぐ事ができます。
ヘッドランドに落ちたら死ぬ【危機管理6手目】
お盆の時期になると、毎年、海で人が亡くなります。
荒れた海を前にして、又は滑落しそうな危ない釣り場を前にして
「このくらい大丈夫だ」
と思う人は、海で遊ぶセンスがありません。
愚かな勇敢さが通用するのは、相手が人間の場合だけです。
努々、お忘れ無きよう。。。
ヘッドランドというT字型の人口岬が日本の各地に設置されています。
釣り場になっている事も多いので、多くの方がご存じの事かと思います。
しかし、ヘッドランドの用途についてはご存じ無い方が多いようです。
ヘッドランドはビーチの砂が海に流れ出ないように、人工的に「波の巻き返し」を発生させる機構になっています。
この「巻き返し」は沖に払い出される離岸流となる事が多く、落ちたらあっという間に沖に流されてしまいます。
ヘッドランドの正面側も、左右から巻き返しを受ける為、潮が複雑になっている事が多く、とても危ないのです。
更に恐ろしい事に、ヘッドランド周辺の海は波も立たず(離岸流あるからね)一見すると穏やかに見えてしまうのです。
その実、とんでもなく早い潮が流れている事が多い、サイレントキラーなのです。
近年のショアジギブームで人気の堤防やサーフはどこも人で一杯。
初心者の方が仕方なく、ヘッドランドに上って釣りをしている姿を見かける事があります。(というか昨日見かけたんだけど)
ヘッドランドに落ちたら死にます。
釣り禁止のヘッドランドで釣りをしてはいけない。
釣りが黙認されている所でも、波が高い日は釣りをしてはいけない。
ビーサンとかでテトラに上がるな
よくよく、ご注意ください。
【納涼】釣り場の怪談~K川の話~
今週のお題「怖い話」
ショアジギングと関係無い話ですが、夏の納涼ということで。。。
管理人の大学時代の部活の同級生にO君(仮名)と言う人がいました。
彼も釣りが好きだったので、管理人とは良く休日に釣りに行く仲でした。
そんでもってO君は、所謂「霊媒体質」という奴らしく、定期的に大学を休んではお祓いだの護摩焚きだのを受けていたようです。
この霊媒体質というのは本人の説明によると、
「自分では何も出来ないが、悪霊?が体に入って腹が痛くなったり諸々の不調が表れる」とのこと。
部活仲間の我々は半信半疑というか、ネタにしていじり倒すくらいの扱いをしていたのですが、そんなO君とK川という比較的大きな川へナマズ釣りに出掛けた時の事。
ご存じの通り、ナマズは夜行性なので夜釣りになります。
河原へ車を止め、2人でランガンしながら土手を歩いていると・・・
ズルッ ズルッと音がします。
少し離れた所でO君が足を滑らせているのです。
挙句の果てに、土手から滑り落ちて片足を川に突っ込んだりしています。
1回2回なら「危ないなぁ・・・」で済みますが、5回 6回とそんな事が続くのです。
※管理人は全く滑ったりはしません。
危ないし、魚は逃げるし、いったい何をやってんだと憤り、彼の所まで行くと
O君「川から引っ張られてるかも・・・」
日頃はさんざんネタにしていても、深夜の川でそんな事言われたらノックアウトです。
釣りはそこそこで切り上げてさっさと撤退。
後日、この話を大学の部活御用達だった居酒屋で話していると、カウンターで話を聞いていたマスターから、我々が釣りに行ったあたりで過去に水難事故が起きていた事を聞きました。
因果関係は、、、分かりません。
すっきりしない終わり方ですが、10年以上昔にあった本当の話。
ツーピッチジャークの使いどころ【テクニック10手目】
ツーピッチジャーク、使ってますか??
1ジャーク(1回しゃくる)に対し、リールを2回転巻くやつ。
別に使わなくても、ワンピッチとジャカジャカ巻きだけで十分釣れるし・・・
そう思われがちですが、状況次第ではツーピッチジャークも有効なテクニックになります。
覚えておいて損はありません。
1.ツーピッチジャークのコツ
初めに、やり方のコツを少しだけ紹介します。
①ジグの動きをイメージする
・相変わらず、手抜きMAXな図ですがワンピッチとツーピッチのジグの動きは概ね以下の通り。
ワンピッチが細かく上に上に誘いあげるのに対し、ツーピッチは前に(斜め前に)ジグが飛んでくるイメージ。
②ロッドのシャクリ幅に気を使う
ツーピッチというと、リールを2回巻く事だけに気を取られてしまう方が多くいます。
それよりも、ロッドのシャクリ幅に注意を払うべき。
糸ふけの出方や、ジグの抵抗(ブルブル感)、ロッドをシャクった角度によってジグの動きが変わるためです。
シャクリを小さくすれば糸ふけがほとんど出ずに、ジグは上に引っ張られます。
シャクリを大きくすれば糸ふけが出た分、ジグは大きくスライドするような動きをします。
こんな事を考えながら、ジグを操作するのがコツ。
まずは自分の欲しいジグの動きをイメージ
↓
シャクリ幅やシャクリ強さに気を付けながらTRY ITあるのみ
2.ツーピッチジャークの使いどころ
管理人なりの使いどころを紹介
①ジャークのバリエーションとして
ヒネリも何も無し。ワンピッチに飽きたら使う。
「喰わせの間」として、ジャカジャカ巻き等と組み合わせるパターンも有効。
②ワンピッチで発生した糸フケの回収として
ワンピッチで糸ふけを意図的に出しながら(≒ロッドのシャクリ幅を大きくして)ジャークを続けていると、何回かワンピッチを繰り返した時に結構な量の糸ふけが出てしまう事があります。
こんなに糸ふけいらねえよ・・・と感じた際にツーピッチを入れて糸ふけを回収し、またワンピッチへ戻るパターン。
※この時はシャクリ幅はワンピッチと変えません。リールだけ2回転させ、糸ふけを回収。
ジグをイメージ通りに操作する上では、こういう作業はとっても大事だと思います。
③横風が強い時の糸フケ防止として
②と同じ理屈。ロッドをシャクッた分だけ、ラインが横に流されるような横風が吹いていると、ジグにまともに力が伝わりません。
空中での糸ふけを最小限に抑えたい時にツーピッチを使用する事があります。
※こういう日は巻きの釣りに徹する事も多いのですが
④ジグの波動(ブルブル)を活かしたい時に
メタルジグの中には、ロングジャーク等で強く大きくシャクる事で、バイブレーションのような振動を発生させるものがあります。これを利用しない手はありません。
管理人のお気に入りはDUOのドラッグメタルキャスト。
強くシャクるとブルブル言います。
⑤引き重りの強いジグを使う時に
最近のジグでは少なくなりましたが、ジグの形状によっては引き重りが強く、ワンピッチだとすぐにバテてしまう事があります。
ツーピッチの方がリールの回転も使ってジグを巻き上げる分、ロッドをシャクる動作は楽になりますから、疲れた時にも有効です。
良く良くご工夫頂ければと思います。
【醤油代わりに】チェジャン(唐辛子酢味噌)どうでしょう【いただきます編7手目】
韓国ではお刺身を食べる時に「チェジャン」というコチュジャンベースのタレをつけています。
小型~中型青物は一度に沢山釣れる事が多い為、刺身もわさび醤油ばかりでは飽きてしまいますよね??
管理人には韓国人の釣り仲間がおり、彼に教えてもらった「チェジャン」で刺身を食べる事があります。
唐辛子の辛さに酢を加える事でさっぱりとした味になり、辛さがそれほど後を引きません。美味しく簡単にできるタレですので、よろしければお試しください。
材 料
コチュジャン・・・・・・大さじ3
酢・・・・・・・・・・・大さじ4
みりん・・・・・・・・・大さじ2
すりおろしにんにく・・・小さじ1/2
すりおろししょうが・・・小さじ1/2
作り方
材料を混ぜるだけ。
お好みでゴマ油を加えてもGOOD。
辛いのが好きな人は粉唐辛子を小さじ1程度加えても良いです。
刺身の他に、焼き肉なんかのタレにしても美味しいです。
わさび醤油に飽きたらどうぞお試しください。
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マッチザベイトにこだわりすぎない【ルアー8手目】
マッチザベイトはルアー釣りの基本。
ターゲットが現在、捕食しているベイトに近い大きさやカラーを選ぶのは、戦略として決して間違っていません。
ただしそれに釣りの初めから最後まで固執するのは考え物です。
管理人は海の状態が良く分からない時はシルエットの小さいジグから使い始める事が多いです。
参考↓
ただし、反応が悪ければ大き目のジグも積極的にローテーションしていきます。
特に、ナブラやボイルがそこら中で発生しているような時≒ベイトの群れが大きく、広範囲で水面に追い詰められている時
なんかは、ターゲットにルアーを見つけて貰いやすくする為に、ベイトより大き目のジグを使う事が多いです。
反対にターゲットの活性が高く、ナブラやボイルが立っていても釣り場にいる全員のジグがシカトされる時があります。
ベイトがシラスなんかの時にこういう事が起きますが、こういうシーンでは小さめのジグを使う事が多いですね。
カラーにしても考え方は同じで、イワシがベイトだからとイワシカラーのみ使うというのは短絡的すぎます。
(そもそもイワシカラーなんて適当に黒点並べてあるだけのやつも多いし)
考え方はシルエット(大きさ)と同じで、敢えて自然界にあり得ないようなカラー、例えばグリーンゴールドとかレッドゴールド等でアピール強めにして口を使わせる手も常套手段。
マッチザベイトは当然の戦略として、それを逆手に利用するような釣りも展開できると釣果が上がるようになります。
いずれにしても、1つの戦略に固執せずにあの手この手を試してみる事です。
なかなか釣れない時にお試し頂ければ幸いです。