沼田純一プロのジャーク【テクニック12手目】
パームスのプロアングラー、沼田純一さん。
ロッドのポジションを高めに構える、独特のジャークをしますね。
なんでこの人こんなジャークをするんだろうと謎に思っていました。
が、取り合えず真似してみると、グリップエンドを脇に挟み込む一般的なジャークに比べて、フォールの感度が非常に良い。
また、腕もロッドの一部みたいに扱うのでシャクリのストローク調整がしやすく、大き目のワンピッチを連続して出したい時なんかに重宝するテクニック。
そんな事もあって、ジャークのバリエーションの1つとして使用してきましたが・・・
沼田純一さんがYOUTUBEで詳しく解説している動画が出ていました。
コツを要約すると、、、
①ショアスローからの派生のジャーク(だからフォールの感度が良いんですね)
②グリップエンドを腕にぴったりつける
③肘を前に出すようにしてロッドを跳ね上げる
④右手はロッドを握らない
【習得したきゃ】Palmsの沼田純一プロに、あの超絶ジャークを直伝して貰った。【Stay Home】
もう一つ、動画の中では詳しく解説はされていませんが、リーリングがロッドをシャクる動作よりもやや先行しているように見えます。
つまり、区分としては「巻きジャクリ」に近いのかと。
(ショアスローは巻きジャクリが基本ですしね)
動画を見て上手くできない方は、ロッドをシャクるよりもややリーリングを先行させるイメージでやってみると良いのではと思います。
ただし、このジャークはロッドを保持するポジションが一般的なジャークよりも高くなりますから、疲れます。
なので管理人はあくまでジャークのバリエーションの1つとして捉えています。
よろしければお試しください。
スナップとソリッドリング【ルアー10手目】
メタルジグとリーダーの接続について、一般的にはスナップではなくソリッドリングが推奨されていますね。
管理人は人にはソリッドリングを薦めますが、自身ではスナップを使う事も多いです。
(接続がめんどくさいから)
但し、安物スナップは使いません。
ソリッドリングのメリット
・スナップに比べ強度が高く、外れる心配が少ない
ソリッドリングのデメリット
・ルアープライヤーで取り外しをする必要がある為、交換に手間がかかる
スナップのメリット
・交換が楽
スナップのデメリット
・大型魚が掛かった時やジャークをした際にスナップが開く事がある。
・構造がリングより複雑な為、アシストフックに絡んだりする事がある。
スナップは大型魚に伸ばされて開くよりは、圧倒的にジャークをした際に開いてしまう事が多いです。
小型~中型青物しか狙わないからスナップで良いという理屈は成り立ちません。
スナップは「忘れた頃に外れます」。天災みたいなやつです。
もっとも、それなりのスナップを使っていれば余程、ジャンジャンしゃくらない限りはそうそう外れないもんですけど・・・
スナップが外れて、悔しい思いをしていくとより強固なスナップを求めるようになります。
強固なスナップは外れにくいですが、開くのが大変だったり指先が痛くなったりしてルアー交換に手間取るようになってきます。
そんなことを繰り返していると
「もうソリッドリング使えば良いんじゃね??」
という日が来る訳です。
そんな訳で、人にはソリッドリングを薦めます。
ちなみに、この手のスナップは嫌いです↓
良く開くイメージ
ダイワのこれは結構頑丈↓
これは頑丈だけど固くて指が痛くなる・・・↓
リアフックをつける時は、ジグがエビって(テーリング)くるくる回ると糸ヨレが出来て嫌なので、スイベルがついてるのを使うこともあります。
結構、スナップは開きやすいので、激しいジャークはしません。タチウオやサゴシ狙いで使用↓
でもやっぱり最後はソリッドリング
溶接リングとプレスの打ち抜きリングがありますが、強度差はそれほど気にしなくても良いと思います。
漁師と喧嘩するな【危機管理7手目】
釣りをしていると漁業者に注意を受ける事があります。
ここで釣りをするなとか、あっちに行けとか。
紳士的に話してくれる方もいますが、怒鳴りつけてくる漁師も中にはいます。
嫌がらせをしてくる漁師もいますね。
用も無いのに岸壁すれすれを船で通る漁師
釣りをしてると露骨にメンチを切ってくる漁師
漁具を壊されたとか、ロープに引っ掛かった釣り針で怪我したとか、伊勢海老密漁されたとか、相当の理由はあるものですが
根っこの感情は少し違います。
管理人の祖父は素潜り漁師でした。
本家は遠洋漁業の船主。本家筋で無い親戚は近海漁をしています。
要するに、漁師の一族の出身です。
だからこそ、分かること。
日本の漁師のほとんどは世襲制です。
先祖代々、漁師として海と共に生きてきた人々にとって、自分たちの村の前の海が「漁場」です。
漁師だからと言って、他の村の漁場で漁をする事は許されません。
(他の集落の海で密漁して逮捕される漁師もいます)
お百姓さんが田畑を先祖から受け継ぐように、漁師は漁場を受け継いでいます。
海はみんなのもの
という感覚は彼らには通用しません。彼らの感覚は
海は漁師のもの
なのです。
釣り人の事を自分たちの漁場に入ってきたヨソ者と思っています。
これに加えて釣り人が悪さをしたらもう大変です。
釣り人憎し、となり、我々釣り人にとって不幸な方向へ進んでいきます。
(みんながみんなそうだとは言いませんが、嫌がらせをしてくる漁師は大抵このパターン)
また、日本の法律は上記の漁師たちの文化を守るようにできていますから、どうやったって勝てっこないのです。
広く知られている通り、漁港は漁業施設であり、釣りは漁師に黙認されているだけ、という奴です。
管理人も経験ありますが、
長く釣りをしているとムカつく事もあります。
意地悪をされる事もあります。
理不尽な言いがかりもつけられます。
ただし、ここで漁師と喧嘩してはダメです。
(犯罪行為をされた場合は毅然として対応すべきですが)
へいへいスンマセンと謝って退却あるのみです。
もうここでは釣り禁止だと言われたら、我々釣り人の完敗だからです。
法律や条例を持ち出して戦っても、最後は我々が負けるのです。
逃げるが勝ち
三十六計逃げるに如かず、です。
釣り禁止の漁港が増えています。
ゴミ問題も勿論ですが、その他も含めた釣り人のマナーも問題ではと思います。
釣りという文化を後世に残していく為にも、平和的に釣りを楽しんでいきましょう。
シイラは向こう合わせ【海と魚7手目】
理由はなぜか分かりませんが、シイラは当たりの瞬間に合わせるとすっぽ抜ける事が多いです。
YOUTUBEでシイラの捕食動画も沢山見たのですが、原因は不明。
何となくですが、シイラは「吸い込む」よりも「咥える」ようなバイトをする事が多い印象なのでそれでなのかな・・・??
ショアジギでは当たりがあるとついつい電撃フッキングをしてしまいたくなりますが、シイラが相手の時は我慢。
当たった魚がシイラかどうか分からない、という事もありますがシイラが回遊している時は表層はシイラの支配下にある事が多いような気がします。
(逆にイナダ等を狙いたい時は表層よりも下のレンジを狙うようにする)
どうしても合わせを入れたい時はロッドを寝かして合わせるよりも立てて合わせた方がバラシは少なくなるイメージ。
表層狙いだとロッドを寝かして操作する事が多いので、当たりがあったら寝かしたまま合わせず立てた方が良い、という事。
バイトの瞬間にシイラだ!と確信出来たら、ジリジリとリールを巻きながらファイトを続けていれば獲る事が出来ます。
足元まで寄せてもばらしてしまう事も多いですが、これは合わせが決まっていなかったというよりも足元で反転された際に糸にタルみが生じてばれてしまう事が多いので、最後まで気を抜かずにラインテンションを張り続ける事が重要です。
バラシが多い時にお試しください。
↓シイラはマヒマヒフライで食べましょう。
ジャークのテンポの話【テクニック11手目】
ワンピッチジャークのテンポについて。
大事な事は「自分なりのニュートラル」を持つ事。
釣り場に行くと、周りをキョロキョロしながら、周りの人のテンポに合わせてジャークをしている人、結構います。
まぁ、釣れれば何でも正解なんですけど、周りのテンポに合わせていくだけでは無くて自分なりに
ニュートラル⇒早く⇒遅く
みたいなバリエーションを試してみる事が大事。
誰かのテンポを真似したところで、使っているロッドやジグも違う事が多いですからそっくり再現が出来ている訳ではありません。
傾向として、周りのテンポに釣られる人はジャークのテンポがどんどん速くなっていく事が多いです。
遅いと無意識に不安になってしまうんですね。
周りは参考程度にして、速め、チョッ速、スローみたいに、自分なりの意思を込めてジグを操作した方が釣果に結びつくし再現性も高いです。
管理人は「もしもし亀よ」のテンポを自分のニュートラルにしています。
(後は気分で森のくまさんとか、DA BUMPのU.S.A.とか)
ここからジグの種類やシャクッた時に手に伝わる感覚からジグの泳ぎ方をイメージして微調整をいれていく感じ。
今のジグはきちんと泳がせればちゃんと釣れるようになっています。
自分を信じて、シャクって頂ければと思います。
ワカシとショゴの「たたき」【いただきます8手目】
ワカシやショゴは、たたきにして美味しく食べる事ができます。
種類の違う魚を混ぜて作ると、それぞれの食感の違いが楽しめますよ。
材 料
ワカシ/ショゴ ・・・適量。三枚おろし後に、骨を抜き、皮を引いておく
ショウガ・・・・・・1/2欠け程度。
ネギ・・・・・・・・半分くらい
醤油・・・・・・・・小さじ1程度
ゴマ・・・・・・・・適量
作り方
①ワカシ/ショゴは1センチ幅程度に細切りにする
②①を包丁の背で叩く。潰れない程度に叩けばOK
③ショウガとネギはみじん切りにする
④まな板の上で②と③に醤油をかけ、手でもむように混ぜる
⑤器にとり、ゴマをまぶして完成。(お好みでゴマ油も美味しい)
刺身に飽きたらどうぞお試しください。
ジグのカラー選択【ルアー9手目】
メタルジグのカラー選択について。
これは、通説となっているセオリーに従っていれば、あまり問題は無いと思います。
薄暗い時(マズメ)
シルエットがはっきりと見えるように、色の波長が短い色を使う。
また、ローライト(暗い)ので、ゴールド系と組み合わせることも。
ケイムラも。
具体的には、レッドゴールド、ピンク、ケイムラ等
マズメ、と一口に言いますが実際には釣り場と水中の光量がどんどんと変化する時間なので1つのカラーに固執せずに積極的にカラーを変えていくと良い。
濁り潮
遠くからでも見えるようにゴールド系を使用
レッドゴールド、グリーンゴールドetc.
フルゴールドも魚の活性が高いと分かっている時には良く釣れます。
日が昇ってきたら
ベイトとなるべく同じに見えるように、ナチュラル系カラーを使用
ブルー、ブルーピンク、シルバー、イワシカラー
澄み潮
シルバー、ブルー等のナチュラル系カラーを使用
ケイムラやメタルジャッカーを使用。
メタルジャッカーも搭載するケミホタルのカラーによって魚の反応が変わります。
逆に光を警戒して食ってこない時もあるので、発光機能にばかり囚われると釣果が伸びません。
その他、管理人はコットンキャンディーを時間や状況に依らず多用します笑
上記が基本セオリーとはなりますが、以下も大事にしています。
①あえて逆を張ってみる
日が昇ってもピンク系で攻めてみたり、澄み潮でもゴールド系を使ったり。
管理人は素潜りが得意なので良く分かりますが、一般的に海面(表層)とボトムでは海の透明度が全く違います。
ボトムの方が透明度が高い事がほとんどですが、表層の濁りで光が遮られ、ボトムは暗い状況だったり逆にボトムまで潜れば遥か彼方まで見渡す事が出来るくらい透明度が高かったり。
水深が変わらなくても、潮目を超えれば透明度が全く違うという事も良くあるハナシ。
釣り座から見える状況だけでカラー選択をするのはナンセンスということですね。
②人が使わないカラーを使う
魚が釣れない時には「魚がいないんだ」と思ってしまいがちなもの。
但し、間違いなく言えるのは
魚はアングラーが思うよりはるかに多く、ルアーを見切っている
という事。
興味を示して追尾してきても喰わないパターンですね。
魚は人が思うより早く学習します。
周りと同じ事をやっていてもなかなか釣れません。
積極的に色々と試してみる事です。